ウスケバ・ロゴ ウスケバ・ロゴ ウイスキー造りに欠かすことの出来ない「水」そして「樹」。自然の力が生み出す「生命の水」。

QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。 解除は→こちら
現在の読者数 2人
プロフィール
夢大多亭
夢大多亭
バッカスに選ばれし者です
オーナーへメッセージ

2007年03月03日

IN LOVING MEMORY 

  2日間のウヰスキーづくり体験終了後、山地工場長のご好意により、竹鶴政孝とリタ夫妻の墓参りをさせて頂けることとなった。希望者8名で車を連ね、美園の丘へ向う。
 山地氏は関西出身、家族を千葉県に残しての単身赴任である。
 「リタさんはイギリスから、竹鶴についてきたとゆうのにですね。私の妻は、千葉から、ようついてきてくれません」笑い飛ばした毒舌の中に、ちょっぴりの哀愁が漂う。
 なれた足取りで、急な斜面をスッ、スッと上って行く氏の手には、昨年の秋に新発売されたウヰスキー、あの『竹鶴』の瓶が握られていた。

 墓地の一角、余市町に向かって、バルコニーのように突き出した場所に、彼等が眠る墓碑が立っていた。 『竹鶴』を満たしたグラスを、氏が墓前に供すと、白い御影石に琥珀色の影が揺れた。氏は何を想い、何を報告し、何を語ったのか。その背中には、ウヰスキー造りを受け継いだ者の静かな決意が読み取れた。彼もまた「ウヰスキー」に見い出された男である。氏の後ろで手を合わせたわたしたちは、感涙し、咽び(むせび)泣くしかなかった。

 ウヰスキーを主題にした書物を読んで得た、さまざまなエピソードがわたしの内部でリンクし、絡み合い、融合した。ひとつのストーリーの結実を、いまここで目の当たり(まのあたり)にした気持ちになった。2人の代わりに、すくっと立つ墓碑は、愛の記憶を秘めて、なおも夢の行方を見守り続けているのだ。

 『IN LOVING MEMORY OF RITA TAKETSURU
                  MASATAKA TAKETSURU』

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
>夢大多亭さま
 竹鶴さんは今のニッカの「竹鶴」を望んでいたのでしょうか?
 安くて美味い酒ですが、インパクトに欠けているように思えます。
 本物のスコッチを目指して、本物のジャパニーズを作り上げたのでは?
Posted by comemas at 2007年03月03日 19:15
>夢大多亭様
その時間を共有されたみなさんはどんなことを思われたのでしょうか
いろんな思いが胸をよぎったのでしょうね

私も今まで以上にウイスキーを大事に飲まなければ
Posted by モルト大好き at 2007年03月03日 21:38
>夢大多亭様
ウィスキー作りを体験したあとだけに,感慨もひとしおだったことでしょうね.
Posted by morupon at 2007年03月04日 02:38
comemasさま
「竹鶴」でしたら、21年が目指している方向そのものだと想います。
最近発売の低価格「余市」は、ちょっと・・・(^^;
高価格のラインナップで留めておいて欲しかったですね。
ビジネスだから仕方がないのかもしれませんが・・・
竹鶴がサントリーを離れたのも、クオリティとビジネスのギャップに相容れないものがあったためでしょうしね。
竹鶴さん、草葉の陰で泣いている?・・・かしら?・・・(^^;

モルト大好きさま
どんなものにでも、ブランドストーリーがありますものね。
「なんでもいい」なんて無粋は言わずに、
それらのこだわりの精神を汲み取って、理解して
飲んだり、食べたり、身に着けたりしたいですね。

moruponさま
とても、感慨深いものがありました。
しかし、この企画、以前は土日でしたのに
今は、金土になってしまいまして、
会社勤めの身には、何らかのお休みを取らねば
行きにくい企画になってしまいました。
まあ、お休みさえ取れれば、2泊3日で、素敵な小旅行になりますね。
Posted by at 2007年03月04日 08:47